日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 東照宮五重塔初重内部公開が好評を博し、多くの方々にご拝観いただく中、東照宮宝物館では、五重塔を建立した酒井家から当宮に奉納された宝物類の展示を開始いたしました。

 酒井家は、家康公の祖先である松平家から分家した家系です。

 江戸時代の初期に活躍した酒井忠勝(ただかつ)は三代将軍徳川家光公に仕え、寛永元年(1624)に老中に就任。同4年に川越藩主、同11年に若狭に領地を得て小浜藩主となり、同15年には大老に昇進しました。当宮に対しては、寛永13年(1636)に「鷹絵屏風」と「鷹絵扁額」を、同18年(1641)に石燈籠2基(表門前)、慶安3年(1650)に五重塔、承応2年(1653)に「東照宮三十三回御忌記」全5巻を奉納しています。

 次いで、小浜藩二代藩主酒井忠直(ただなお)が寛文6年(1666)に硯「紫潭祥雲」、同10年(1670)に「大渾天儀」を奉納。延宝3年(1675)に安井算哲(渋川春海)が制作させた「小渾天儀」も、忠直から奉納されたものではないかと考えられています。

 その後、文化12年(1815)に五重塔が火事に遭うと、十代藩主酒井忠進(ただゆき)が文政元年(1818)に再建して、現在に至っています。

 以上の宝物をコーナー展示しておりますので、五重塔と表門前に置かれた石燈籠に併せてご観覧下さい。