日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 黒田官兵衛の跡取りである黒田長政公は、関ヶ原の戦で東軍側に付き、手柄を立てたため、徳川家康公から筑前に五二万三千石の領地を与えられて、福岡藩初代藩主となりました。

 元和二年(一六一六)に家康公が薨去されると、翌三年九月に、長政公は報恩の気持ちから日光東照宮広前に石の大鳥居を建立し、元和四年四月十七日をもって寄進します。

 石材は筑前の親山(可也山)で切り出し、舟に載せて江戸湾まで運び、更に河川を利用して古河に至り、あとは陸上をそりで引いて日光に到達したと言います。

 『黒田家譜』には、「大石を多くはこび来り、寄進し給ふ事、誠にあつき志なり。石は永久に伝はる物なれば、万世までも御廟と共に朽せざるべし。」とありますが、記された通り、大鳥居は黒田家の徳川家に対する忠誠を現しながら、四百年の時を経て、今も山中に聳えています。

 大河ドラマの中でも、官兵衛没後のエピソードとして、松坂桃李さん扮する黒田長政公が同大鳥居を東照宮に寄進してくれると嬉しいのですが‥‥。

  P1330345.JPG P1330346.JPG   P1330456.JPG

 さらに、上神庫の斜め前には、黒田長政公の妻・栄姫が奉納した燈籠一対があります。奉納日は石の大鳥居と同じく元和四年四月十七日。大名の妻が奉納した燈籠はこれだけです。

 栄姫は徳川家康公の母方の姪で、家康公の養女として長政公に嫁ぎました。ちなみに大河ドラマの中では吉本実憂さんの役どころです。