日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 91日(火)、京都の染織デザイナー・冨田伸明氏が来社し、日光杉染タペストリー「四百年の眠り」をご奉納下さいました。

 冨田氏は海外で着物ショーを開催するなど日本文化の紹介者として活躍しており、その功績が認められて、平成27年度外務省在外公館長(上海総領事)表彰を受賞しています。今回は栃木県との繋がりから、日光東照宮400年式年大祭に合わせての作品奉納となりました。

 タペストリーの糸は日光杉で染めたものを使っており、図柄は金糸による大輪の牡丹唐草。金糸は特に高貴な色を選んだそうです。照明を暗くしたり、ブラックライトを当てると、三つ葉葵の紋と眠り猫のデザインが浮かび上がる技術が使われていました。

    P1440904.JPG 〈ブラックライトで葵紋が浮かび上がる〉 

 この日、冨田氏は祈祷殿に昇殿して、「タペストリー奉納奉告祭」に参列し、次いで、社務所に移動して稲葉宮司に作品を寄贈。宮司からは感謝状と記念品が進呈されました。

 奉納を受けて、稲葉宮司は「私がイメージしていた西陣織を越える新しい作品に驚いた。宝物館に展示するなどして、外国の人にも紹介したい」と謝辞を述べ、冨田氏は「東照宮に対して恥じることのない物ができた。本物の彫刻作品を持つ東照宮に、本物の作品を奉納させていただき、デザイナーとして感動している。海外に出た時に、自分の作品が東照宮宝物館に収められていることを伝えて来たい。」と晴れやかにコメントされました。

 奉納タペストリーの公開方法については、今後検討いたします。

   P1440913.JPG 〈タペストリー寄贈〉