日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 10月3日(土)、当宮客殿で、江戸文化と日光の未来を語るシンポジウム「日光世界遺産大學 徳川家康公と江戸文化」が開かれました。

 五十嵐楽師長の解説を交えながら当宮楽師が雅楽を演奏した後、斎藤文夫日光市長と主催者である世界遺産「日光の社寺」プロモーション委員会の八木澤哲男会長が挨拶。次いでトークライブへと入って行きました。

 初めは下野新聞紙上で「聖地日光」を連載し、日光の歴史に幅広く精通している同新聞特別編集委員の綱川榮氏が日光東照宮の創建とその後の歴史について総括。次いで落語家の春風亭小朝氏が楽しい語りで会場を和ませながら、「最近の日本人は上手いほめ方を知らず、他人の批判ばかり。人間には元々悪い本性があるのに、それを教育しないから、野生化が進んでいる。人の品格とは腹八分目の美学であり、適度な所で納めておくこと」と話されました。東洋文化研究者のアレックス・カー氏は、「世界的に観光産業が重視されている中で、日本は立ち遅れており、電柱や看板が景観を損なっている」ことを指摘して、世界に通用する文化財や景観を活かすよう提言されました。

 休憩をはさんで後半は栃木県の伝統芸能「関白流下小林神獅子舞」で幕を開け、続いて、綱川氏とアレックス・カー氏によるトークセッション。この中で、カー氏が、「日本の観光地はヨーロッパのやり方を勉強してこなかった、観光対象の文化財があれば良いのではなく、その周辺の景観や店舗・宿泊施設が魅力を持たなければならない」と発言されましたが、日光市の課題に対する的確な回答になっていたように思います。

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