日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 109日(金)、当宮と広島市との間で互いに進呈した樹木の目録交換式を行いました。

 東照宮の御祭神・徳川家康公は戦国の世を平定し、260年に及ぶ平和の世の礎を築いたことで崇敬されていますが、この国内統一の背景には、近隣諸国との善隣外交があり、その延長線上に、八代将軍吉宗公の時代の、清国からの楓樹請来と、楓樹の江戸城・日光東照宮への植栽がありました。こうした史実に基づいて、日光東照宮では楓樹を平和のシンボルとして育成しています。

 一方、広島市では被爆アオギリの二世木を育成し、平和への思いを込めて、修学旅行で平和記念公園を訪れた学校などに配布しています。

 平和の形や手段には様々考えがあるにせよ、生命を尊び平和を希求する点で日光東照宮と広島市との思いは通じあっています。

 こうしたことから、広島東照宮久保田宮司が「東照宮が400年大祭を迎え、広島市が被爆70周年を迎える平成27年を機に、日光東照宮と広島市との間で楓樹とアオギリを交換し、両樹木を平和のシンボルと位置付けてはどうか」と発案。これを全国東照宮連合会加盟社の総意として行うと定めて、連合会が仲介する形で日光東照宮と広島市とが樹木交換を行いました。

 本年321日、日光東照宮林務課が広島市植物公園に出向き、楓樹とアオギリを交換。519日に、広島市長松井一實氏と全国東照宮連合会代表・広島東照宮久保田宮司ほかが、楓樹を広島城跡に植樹しました。アオギリは幼木である為、現在当宮において鉢植えの状態で育成中です。

 そして、この度、日光東照宮稲葉宮司と広島市都市整備局の石田課長とが、植樹された楓樹の前で互いに樹木進呈目録を交換し、あらためて樹木の授受と今後の樹木育成への意思を確認いたしました。

 当宮と広島市とは、今後、アオギリと楓樹とを平和のシンボルとして育成し、平和祈念のアピールを発信していきます。