日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 915日までに「杉並木オーナー制度」に基づくオーナー保有木が634本(県保有分を除くと559本)となり、過去最高となりました。

 「杉並木オーナー制度」とは、杉並木保護の賛同者に並木杉1本を1千万円で購入していただき、その代金を栃木県が日光杉並木街道保護基金で運用し、その運用益で杉並木の樹勢回復事業を実施するという制度です。新規オーナーになると、517日の日光東照宮例祭に招待されることになっており、解約したい場合には栃木県がいつでも同額で買い戻しています。

  オーナー保有木が過去最高の633本に達したのは平成16年のことでしたが、いったん減少した後、近年増加して、㈱横倉本店様の契約をもって634本に達しました。この木は延べ本数にして実に1千本目でもありました。

 

 同日915日に栃木県庁では「第81回日光杉並木オーナー証書交付式」並びに「第78回日光杉並木街道保護基金への寄付に対する感謝状贈呈式」が行われ、新規オーナーである㈱環境設計様(延べ998本目)と東京大神宮様(延べ999本目)に対して、福田知事よりオーナー証書が手渡され、杉並木保護への協力に対しお礼の挨拶がありました。続いて、寄付をして下さった㈱クワバラ・パンぷキン様には感謝状の贈呈がありました。

 延べ本数1千本目、現状契約数634本目の杉並木オーナーとなった㈱横倉本店様の「オーナー証書交付式」は来年2月に行われる予定です。

  オーナー証書交付式(東京大神宮)-2.jpg

  東京大神宮松山文彦宮司への証書交付

 

 912日、H.C.栃木日光アイスバックスのメンバーがアイスホッケー・アジアリーグの開幕を前に当宮祈祷殿で必勝祈願祭を行いました。修祓・神札へのお鈴祓・必勝祈願祝詞奏上に続いて土田英二ディレクター、岩本裕司監督以下選手が拝礼。祭典後には神札とお守りが授与され、唐門前に場所を移して、記念撮影を行いました。

 岩本監督は「毎年恒例のご祈願を受けて、改めて気が引き締まる。いよいよ始まるリーグ戦では勝ちにこだわりたい。全日本選手権と合わせて二冠を取りたい」と抱負を述べ、斎藤哲也主将は「先ずは初戦に勝つ。チーム一丸となって目の前の相手を倒していく」と決意を表明しました。

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 去る7月16日(土)~8月7日(日)の毎週末、延べ7日間に亘り日光東照宮美術館において、日光東照宮御鎮座400年記念芸術対談「歴史的建造物と現代美術に見出す平和への祈り」~現代の美術に見る江戸美術~(一般社団法人世界芸術文化交流会芸術文化交流会・当宮共催企画)が、日本美術家と当宮湯澤一郎禰宜(本企画担当)とにより行われました。

 この対談は、主題の通り現代美術作品と日光東照宮の歴史的建造物や彫刻などとの比較検証を行い、平和理念に通じる美のルーツを見出してゆく、という企画でした。

 開催に際しては、全国の参加美術家各位より洋画・日本画・水墨・書・工芸・文芸など幅広いジャンルの美術作品図版が寄せられ、比較し得る文化財を湯澤禰宜が予め選定して検証がなされました。

 本対談を通して、歴史的建造物に籠められた御祭神徳川家康公の平和思想を見つめ直しその偉大さを尊崇すると共に、400年前の江戸時代も現代も変わらず誰しもが思うことは"平和への祈り"であり、その重要性を再認識する貴重な機会となりました。同時に、御鎮座400年にあたる本年だからこそ成し得た平和志向の現代美術作家と当宮神職との芸術対談は、公の平和理念検証のためにも極めて有意義な企画であったと言えます。 

 対談に参加された日本美術家の方々は次の通りです。

井筒桂青、薄葉正苑、梅内春藍、江畑菊枝、太田裕子、岡崎淳子、笠原逍汀、片山寛美、菅野康子、小林朋子、

木岡楓月、椎木剛、鈴木紅紗、館礼子、谷先静津湖、豊田江鶴、津川千恵子、中村鳳仙、中平翠葵、原ハル、

松本よし彦、宗盛惠美子、山田薫風、吉川和子

(五十音順に記載し、敬称は略させていただきました。) 

 東照宮HP掲載 芸術対談写真データ.jpg

 

 さらにこの芸術対談の他に、全国の美術作家有志16名の方々から御鎮座の佳節を奉祝するとともに平和祈願のため、作品が奉納されました。

 御芳名を掲げ、茲に感謝の意を表します。 

石川澄子、岡本和夫、北川順一、齊田きみ江、柴田しげよ、鈴木清見、森スズ子、井嵜陽子、菊地秀夫、

朝永多賀子、廣瀬三都子、堀内噎子、上窪田美鶴、小野寺和仙、藤澤華玉、吉原生城、以上

(ジャンル毎の五十音順、敬称略)

 なお、奉納作品は、一般社団法人世界芸術文化交流会芸術文化交流会のホームページ(http://www.wac-project.com/)に掲載されています。
 該当ページのアドレスは下記の通りです。

 http://www.wac-project.com/content-of-activity/post_17.html

 《お詫び》

 この度の「芸術対談」掲載に関しましては、8月30日から9月16日までの期間、対談された先生方のお名前を掲載せずに記事をアップしてしまいました。不手際により各方面の皆様にご心配とご迷惑をお掛けいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 陽明門の修理に当たり、牡丹の浮彫の外壁を取り外したところ、その下に宝暦年間の修理の際に描かれた絵画が出てきました。現在、この絵画を公開していますが、九月末に公開を終了し、陽明門竣工に向けての作業に入ることが決まりましたので、お知らせいたします。ただし、作業の進捗状況によっては公開終了時期がずれる場合もあるとのこと。陽明門の竣工は来年平成293月を予定しています。

 

 陽明門には有名な「魔除けの逆さ柱」がある通り、完成させないことがその特徴になっています。江戸時代の修理においても、そうした考え方が意識されていたものか、しばしば形状の変化がありました。例えば屋根が桧皮葺から銅板葺きになり、柱や梁は素木から胡粉塗りになっています。そして壁面も何度か替えられており、宝暦の修理で鶴や錦花鳥が描かれ、寛政の修理では牡丹の外壁がはめ込まれました。

 こうした陽明門の特徴をよく示す「宝暦の絵画」をこれからご覧になる方には、早めのお越しをお勧めいたします。今回覆いをしますと、次に絵が現れるのは、40年~50年先の修理時になります。

  宝暦の絵画、西.jpg

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