日光東照宮 最新情報 平成28年 日光東照宮 御鎮座 四百年

 陽明門の修理に当たり、牡丹の浮彫の外壁を取り外したところ、その下に宝暦年間の修理の際に描かれた絵画が出てきました。現在、この絵画を公開していますが、九月末に公開を終了し、陽明門竣工に向けての作業に入ることが決まりましたので、お知らせいたします。ただし、作業の進捗状況によっては公開終了時期がずれる場合もあるとのこと。陽明門の竣工は来年平成293月を予定しています。

 

 陽明門には有名な「魔除けの逆さ柱」がある通り、完成させないことがその特徴になっています。江戸時代の修理においても、そうした考え方が意識されていたものか、しばしば形状の変化がありました。例えば屋根が桧皮葺から銅板葺きになり、柱や梁は素木から胡粉塗りになっています。そして壁面も何度か替えられており、宝暦の修理で鶴や錦花鳥が描かれ、寛政の修理では牡丹の外壁がはめ込まれました。

 こうした陽明門の特徴をよく示す「宝暦の絵画」をこれからご覧になる方には、早めのお越しをお勧めいたします。今回覆いをしますと、次に絵が現れるのは、40年~50年先の修理時になります。

  宝暦の絵画、西.jpg