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2013年12月 7日

陽明門壁画公開について

現在、東照宮では「平成の大修理 第1期第2次事業(平成25〜30年度)」を実施しており、その一環として、本年7月8日より約6年間の予定で国宝・陽明門の修理を行っています。

去る7月25日・26日に、牡丹の浮彫りが施された東西壁面の羽目板を取り外し、その下に描かれている桐油彩色の絵画が出現しました。
 この絵画は、宝暦の修理(1749〜1753)に際して、それまであった牡丹唐草の絵を、狩野祐清が描き直したもので、描かれた図柄は、東が岩笹梅と錦花鳥、西が大和松岩笹と巣籠鶴であると記録されています。
 ところが、後の寛政の修理(1796〜1798)において、壁面は現在の牡丹立木の浮彫り(下絵は狩野養川院法印惟信、彫刻は和泉忠兵衛義孝、彩色は狩野柳渓藤原共信)に改められました。ただし、塗り替えたり取り替えたりしたのではなく、旧壁画を現在の牡丹立木の羽目板で覆ったのです。
 このことが分かっていましたので、「昭和の修理」では、東側の羽目板をはずして、錦花鳥の絵を確認しています。
 西側の羽目板は、「平成の大修理」を機に、今回初めて取り外すこととなり、その下からは記録通りに松と鶴の絵が現れました。寛政年間に覆われて以来、実に215年ぶりの出現でした。

壁面には作品保護のためにいったん覆いをかけましたが、その後、陽明門全体に覆いを施し、ビニールシートとアクリル板で壁面を保護して公開の準備が整ったことから、11月27日より東西の壁画の一般公開を開始いたしました。

陽明門には再び牡丹立木の羽目板が嵌め込まれますので、それまでの公開となります。ぜひこの機会にご覧ください。

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2013年8月23日

第63回日光剣道大会成績について

去る8月17日から19日までの3日間、当宮武徳殿に於いて第63回日光剣道大会を開催いたしました。本大会は選手・役員・審判員など総勢約800名の参加を得て、1日目・2日目には栃木県下大会、3日目には関東都県団体対抗優勝大会が行われ、熱戦が繰り広げられました。
つきましては、各部門の成績を以下の通りお知らせいたします。

8月17日(第1日)
◎栃木県下大会
○少年女子(小学5・6年生)の部(トーナメント・80名参加)
優 勝  佐 藤 薫 鼓(眞和スポーツ)
準優勝  金 田 梨 沙(御幸剣道クラブ)
第3位  大 出 里 奈(蔵の街剣志会) 
第3位  石 粼 慎 鈴(蔵の街剣友会)
○中学校男子団体の部(トーナメント・17校参加)
優 勝  小山第三中学校      
準優勝  野木中学校 
第3位  壬生中学校         第3位  西那須野中学校 
○中学校女子団体の部(トーナメント・17校参加)
優 勝  西那須野中学校    
準優勝  今市中学校   
第3位  足利第三中学校       第3位  上三川中学校   
○高校男子団体の部(トーナメント・16校参加)
優 勝  小山高等学校   
準優勝  宇都宮工業高等学校  
第3位  佐野日本大学高等学校    第3位  文星芸術大学附属高等学校
○高校女子団体の部(トーナメント・12校参加)
優 勝  宇都宮文星女子高等学校   
準優勝  日光明峰高等学校  
第3位  宇都宮短期大学附属高等学校 第3位  矢板中央高等学校

8月18日(第2日)
◎栃木県下大会
○少年男子(小学5年生)の部(トーナメント・86名参加)
優 勝  黒 田 慎之介(蔵の街剣志会)
準優勝  牛 久 学 叶(鹿沼市剣道会修心塾)
第3位  早乙女 大 葵(鹿沼市剣友会) 
第3位  井相田 歩 夢(おもちゃのまち剣道教室)
○少年男子(小学6年生)の部(トーナメント・93名参加)
優 勝  手 塚 龍 成(鹿沼市剣友会)
準優勝  鈴 木 富 真(春峰)
第3位  長 屋 大 我(五葉館) 
第3位  八 塚 正 樹(錬武館)
○地区剣道連盟団体の部(トーナメント・14地区参加)
優 勝  宇都宮市剣道連盟 
準優勝  大田原剣道連盟  
第3位  日光市剣道連盟        第3位  足利市剣道連盟  
○地区剣道連盟選抜一般女子の部(トーナメント・16名参加)
優 勝  鈴 木   瞳(県南)
準優勝  関 口 祥 子(足利) 
第3位  渡 部 あゆみ(栃木)     第3位  郄 村 久美子(県南)

8月19日(第3日)
◎関東都県大会
○関東都県団体対抗優勝大会(トーナメント・11チーム参加)
優 勝  神奈川県
準優勝  東京都
第3位  茨城県            第3位  山梨県
                                             以上

2012年12月25日

年末年始の行事のお知らせ

12月31日(月)
○大祓式(おおはらえしき)
一年の罪穢れを祓う儀式で、神職・関係者参列のもと行われます(一般の方は参列できません)。

1月1日(火)〜6日(日)
○初詣
元日午前0時から3時頃まで、表門を開き、陽明門下に設けた特設祈祷所にて新年特別祈祷祭を行います(詳しくは当ホームページ「新年祈祷」の項をご覧ください)。五重塔前の授与所では破魔矢・熊手・吉祥絵馬などの縁起物や、当たり付き「おみくじ」をお頒ちします。いったん閉門し、午前8時にあらためて開門。引き続き新年祈祷申し込みの受付をいたします。  

東照宮の縁起物は、6日まで、五重塔前の授与所にてお頒ちします。
①熊手: 穀物をかき集める農具をかたどった福徳を集める縁起物です。
②破魔矢: 邪気を払う魔除けの縁起物。子供の初正月の祝いに親戚などが贈る習慣もありました。
③幸運の矢: 積極的に幸運を射止める現代的な縁起物。幸せの矢、金運の矢、勝ち抜きの矢、和み
        の矢の四種類があります。
④巳歳絵馬: 祈願用の奉納絵馬ではなく、吉祥画としてお飾りいただくものです。   

1月1日(火)
○歳旦祭(さいたんさい)
国家の繁栄と国民の幸福を祈念する祭典。午前6時より斎行されます。(一般の方は参列できません。)

1月17日(木)
○自衛消防隊機動班放水演習
国宝・重要文化財の建造物を守るため、当宮の職員が消火設備の点検と放水演習を行います。

1月26日(土)
○文化財防火デー消防訓練
日光山の文化財を守るため、輪王寺を会場として、日光二社一寺(東照宮・二荒山神社・輪王寺)共同で消防訓練を行います。

2012年10月22日

「第12回 日光音楽祭in東照宮」のお知らせ

 11月24日(土)に、日光東照宮400年祭プレステージ「第12回日光音楽祭in東照宮〜平和なる響き〜」が下記の通り開催されます。出演は二胡奏者のウェイウェイ・ウーさんとギター奏者の越田太郎さん。

 ウェイウェイ・ウーさんは坂本龍一氏のプロジェクトに参加し、NHK「みんなのうた」に曲が採用されるなどして注目され、以後、サントリーのウーロン茶のコマーシャルソング「チェンジング・パートナーズ」、NHK番組「ダーウィンが来た!〜生きもの新伝説〜」のエンディングテーマ、TBSドラマ「JIN−仁−」のメインテーマを手掛けるなど、二胡演奏の第一人者として活躍されています。

 越田太郎さんは多くのアーティストのコンサートやレコーディングに参加するほか、ソロ演奏活動も行うギタリストです。


日 時: 11月24日(土)、15時開場、15時30分〜17時30分公演
開 場: 日光東照宮客殿
入場料: 4,000円(税込)
主 催: ㈲西野企画
問合せ: ㈲西野企画、☎ 090-8947-0923、FAX 028-611-1788
チケット:福田屋ショッピングプラザ宇都宮店(☎028-623-5269)・FKDインターパーク店(☎028-657-6534)
      のチケットぴあにて取り扱っています。

東照宮、秋の拝観ツアーのお知らせ

 日光東照宮の境内を案内付きで拝観し、「将軍着座の間」で特別祈祷が受けられる特別ツアーを
紹介いたします。

◇「将軍着座の間」での特別祈祷ツアー
代   金: 3,000円(大人・小学生以上同額)
設 定 日: 平成24年10 月18日〜平成24年11月30日(11/26を除く)
集合場所: 日光東照宮社務所客殿前
集合時間: 10/18〜11/23は9:50〜10:00受付(11:50頃解散)
        11/24〜11/30は10:20〜10:30受付(12:10頃解散)
最小催行人数: 2名
ツアー3大ポイント:
 ①東照宮の境内を巫女または神主がご案内
 〈順路〉社務所客殿→五重塔→表門→神厩舎(三猿)→陽明門→東回廊(眠り猫)
      →御本社拝殿(将軍着座の間)
  特別祈祷ツアー後に、お札・盃・記念品を差し上げます。拝観個所・拝観順路は行事の都合により
  変更する場合がありますのでご了承願います。
 ②「将軍着座の間」で特別祈祷
  通常は入室できない、徳川将軍がお座りになった部屋で、特別祈祷が受けられます。
 ③日光世界遺産バッチを進呈
旅行企画: 東武ステーションサービス株式会社
お申込み: 東武日光駅ツーリストセンター ☎0288-54-0864(営業時間9:00〜17:00)まで。
注意事項: 東照宮への直接のお申し込み(電話・直接来社等)は出来ません。
        上記ツーリストセンターのみの受付けとなりますので、ご注意下さい。

2012年10月18日

東照宮秋季大祭のお知らせ

10月16日(火)・17日(水)の両日にわたって、東照宮秋季祭が行われます。16日は小笠原流一門による流鏑馬(やぶさめ)奉納、17日は秋季祭祭典に続いて神輿渡御祭(百物揃千人武者行列)・御旅所祭が執行され、下記の日程にそって進行します。
渡御祭は、神様がお移りになったお神輿を御旅所へお渡しし、そこでお祭りを行う行事。お神輿には鎧武者や弓持・鎗持・猿牽・鷹匠などに扮した800余名の日光市民が行列を組んで供奉します。御旅所では、三品立七十五膳という特別な神饌をお供えして、八乙女舞や東遊舞を奉納します。
例祭には大勢のお客様が予想され、道路の渋滞が懸念されますので、電車でのお越しをお勧めします。

10月16日(火) 流鏑馬神事
 12:40 弓矢渡し式・みそぎ行事(五重塔前)
 13:00 馬場入り(表参道)
 13:30 流鏑馬神事開始
 14:30 流鏑馬神事終了

10月17日(水) 秋季祭・神輿渡御祭(百物揃千人武者行列)※天候により変更あり
〈秋季祭〉
  8:50 宮司以下神職、伊勢神宮遥拝(神輿舎前)
  9:00 秋季祭斎行(御本社)
〈神輿渡御祭〉
  9:30 御迎榊進発(御旅所→表参道→神輿舎前)
 10:40 遷霊の儀(神輿舎前)
 11:00 神輿舎前より神輿進発(渡御)
 11:40 御旅所到着
 12:00 御旅所祭(祭典・八乙女舞・東遊舞)
 13:00 御旅所より神輿進発(還御)
 13:30 神輿舎前到着・遷霊の儀(神輿舎前)
 13:40 宮司以下神職、還御祭執行(御本社)

2012年10月 4日

「天地明察」安井算哲が作らせた渾天儀を公開

 当宮宝物館では、『天地明察』の主人公、安井算哲(渋川春海)が製作させた渾天儀(天動説に基づく天体模型)を展示公開しています。算哲はいくつかの渾天儀を作っていますが、富山市科学博物館の渾天儀所在調査によれば、現存するのは当宮の資料一点のみです。

 以下、当宮への渾天儀奉納の歴史について述べましょう。

当宮に初めて納められた渾天儀は、元和年間(1615〜1624)に尾張徳川家から奉納されたものでした。それには自鳴鐘(ゼンマイ仕掛けの時計)が取り付けられ、天体も自動的に動くものでしたが、後に損壊して破棄されたようです。

次に奉納されたのが現存する重要文化財の「大渾天儀」です。若狭小浜藩士の石原信由が京都で田村某に作らせたものを、寛文9年(1669)に藩主の酒井忠直が幕府に献上し、翌10年に当宮に奉納しました。渾天儀は壊れやすいものらしく、当渾天儀も甚だしく破損していたところ、昭和61年から62年に修理を施して復元しました。

 そして最後に奉納されたのが、延宝3年(1675)に安井算哲(渋川春海)が津田友正に作らせた「小渾天儀」です。地平環の裏側には「延宝三年乙卯秋 安井算哲経営小渾天儀 金銀銅工 津田友正作之」の銘があります。この渾天儀は公家の伏原宣幸の目に止まったことから、当時の霊元天皇の叡覧に供せられ、天皇は御手ずから操作をして、天体の運行を試みられました。叡覧に達したからには、私蔵するのは畏れ多いということで、当宮に奉納されたものです。

 「天地明察」を目指して算哲が制作させたこの渾天儀に、どれだけの思いが込められているかを思うと、胸が熱くなります。

五重塔を建造した酒井家奉納の宝物を公開中

 東照宮五重塔初重内部公開が好評を博し、多くの方々にご拝観いただく中、東照宮宝物館では、五重塔を建立した酒井家から当宮に奉納された宝物類の展示を開始いたしました。

 酒井家は、家康公の祖先である松平家から分家した家系です。

 江戸時代の初期に活躍した酒井忠勝(ただかつ)は三代将軍徳川家光公に仕え、寛永元年(1624)に老中に就任。同4年に川越藩主、同11年に若狭に領地を得て小浜藩主となり、同15年には大老に昇進しました。当宮に対しては、寛永13年(1636)に「鷹絵屏風」と「鷹絵扁額」を、同18年(1641)に石燈籠2基(表門前)、慶安3年(1650)に五重塔、承応2年(1653)に「東照宮三十三回御忌記」全5巻を奉納しています。

 次いで、小浜藩二代藩主酒井忠直(ただなお)が寛文6年(1666)に硯「紫潭祥雲」、同10年(1670)に「大渾天儀」を奉納。延宝3年(1675)に安井算哲(渋川春海)が制作させた「小渾天儀」も、忠直から奉納されたものではないかと考えられています。

 その後、文化12年(1815)に五重塔が火事に遭うと、十代藩主酒井忠進(ただゆき)が文政元年(1818)に再建して、現在に至っています。

 以上の宝物をコーナー展示しておりますので、五重塔と表門前に置かれた石燈籠に併せてご観覧下さい。