知心流松平家による奉納演武が行われました 2022年09月27日

 9月18日、当宮武徳殿内で「知心流松平家」(本部・東京都調布市)による奉納演武が行われました。平成31年に続いて2度目の奉納でした。

 知心流松平家は、徳川家康公の祖父である松平清康公より佐々倉家の嫡流が松平姓と葵紋を授けられたことに始まり、江戸時代にも家門が公認されました。江戸時代初期から播磨の地で刀法・居合・鎧組太刀・茶の湯他を伝承し、第2次大戦後は拠点を東京に移して「門外不出」の技を今に伝えています。

 流派の特質は、「相手に悟られずに刀を返すことで相手の命を奪わない」という点にあり、「戦いの中にあっても恨みを残さず平和を求めること」を極意とします。

 この度の奉納は、徳川家康公の御生誕から480年を経て8度目の還暦を迎えたことを祝し、家康公への感謝の意を込めて催されたものです。

 奉納に先立って知心流一行は御本社で奉告祭に参列、午後から武徳殿で行われた演武は、献酬の儀(一門が杯を交わす)を皮切りに、面斬り(素振り)・打ち込み(寸止め)・形の披露・約束組太刀(決められた動きの中での寸止めの打ち込み)・自由組太刀(寸止めによる試合稽古)・返し剣(打ち込む瞬間に刃を返して寸止めを行う)と続き、知心流の神髄を見せる自由組太刀と返し剣は第14代宗家松平壽正(としまさ)氏が自ら技を披露されました。

 演武の後に宗家は、家康公はじめ歴代将軍に家門の存続が認められ、戦国時代の武道を伝えることのできた御恩に感謝を述べながら、奉納演武の成功に喜びの表情を見せていらっしゃいました。


門下生の面斬り
 
宗家による峰打ち

以上


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